3度目に、君を好きになったとき




目を開けたら、すぐそばに真鳥がいて私の二の腕を支えるように触れていた。


驚きのあまり後ずさる。


「気分はどう?」


真鳥は心配そうに私の顔を覗き込んでいた。


「立ちくらみでもしたの? 貧血? 白坂、いきなり倒れ込んできたから」

「あ……ごめん。もう大丈夫。気分は悪くないし」


なんだか、霧が晴れたようにひどくすっきりした気がする。


(私、真鳥と何をしに公園に来たのかな)


めまいがした直前の出来事を、よく覚えていなかった。



不審に思いながらも、その後は真鳥に家まで送ってもらい、家で安静にすることにした。




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