あの日交わした約束
「まあな。かつて愛した女がいたんだ。生き方そのものがカッコよくてな。忘れることのないいい女だったよ。学生の頃、いつか必ず迎えにくると転校した彼氏を待ち続けた一途な女だ。寂しさ埋めるため、男遊びも激しかったが、俺と出逢って、アイツは色々話してくれた。全部…だから俺も納得して付き合ってたんだがなぁ。迎えに来たんだよ。何年も経って…その男が海外支部で働くエリートになっててよ。休み利用して会いに来たって…もう一度俺の女になって向こうで共に人生歩んでくれないか?だってさ。プロポーズまでカッコいいのよ!あっさり頷いてアイツは俺の前からいなくなったがな。その前にってアイツが俺に残した言葉は忘れねぇ。『幸せの形は人それぞれだから特には言えないけど、自分らしく、自分に誇れる生き方をして欲しい。些細なことでも幸せを感じれる充実した人生こそ真の幸せだと思うから。結婚だけが幸せじゃないからね。私は向こうで彼と一緒に幸せを築くけど。』ってさ!カッコいくない?俺その言葉に更に惚れてよ。改めて考えたんだ。自分の生きる道!そして今に至るわけよ。そして俺のもうひとつの幸せは弟が夢に向かって努力してること。いつか叶うって信じてるんだ。大好きな弟にも大切な人と生きる大きな夢描いて欲しいなぁって…」とハルの兄は話した。
恵美里は感動したのか、涙が溢れていた。
「愛されてるのね。ハル…今日のこと護さんにも言っとくわね。いつか、ハルとコラボ出来る日を心待ちにしとくから…」と恵美里が言うと、
「弟の夢、応援してやってくれ。頼むよ」とハルの兄に頭を下げられて、恵美里は頷いた。
「これ、気持ちだけど」とおかわりのコーヒーを入れてもらった恵美里は嬉しそうに笑いながらカップに口をつけた。
ハルは照れて顔を赤くしていた。
「あ、なあ、聞いてもいいか?もうひとつ。肩骨折の理由…」とハルは話題を変えた。
恵美里はそうなった経緯を細かく話した。
「酷い!そんなの。許せない!ソイツ」とハルは怒る
「クズだな。その男、絞めてえ。なめ腐んなってんだよ!誰だと思ってんだ?性別なんか関係あるかよ!」とハルの兄までキレる。
「兄ちゃん!気持ちわかるけど、口悪い」とハルに言われて、「あ、ゴメン」とハルの兄はいう。
「本番の時、ボーカルの勝さんが話してくれることになってるの。だからこの事はノブにも誰にも言わないで。うちの学校でも知ってる人一部しかいないから」と恵美里が言うと、「うん。わかった、けど大丈夫なのか?」とハルに聞かれて、
「大丈夫だよ。練習は復帰出来るようになったばかりだけどね。私皆に愛されて守られてらから心配ない」と恵美里は言った。
「そっか。ならよかった!無理はしちゃダメだよ?何かあったらすぐに言いなよ?俺らはずっと味方なんだから!1人じゃないんだからね!」とハルに言われてお礼を言った。
「さてと、そろそろ帰ろうか?兄ちゃん随分長居してごめんね」とハルは席を立ったので、後を追うように恵美里も慌てて席を立った。
「ごちそうさまでした。スゴく居心地良くて、美味しいコーヒー飲めて、良かったです。また来ますね!私もここの常連なっちゃっうかも」と恵美里はハルの兄に挨拶し、店を後にした。
そして、恵美里はハルに家まで送ってもらった。
恵美里は感動したのか、涙が溢れていた。
「愛されてるのね。ハル…今日のこと護さんにも言っとくわね。いつか、ハルとコラボ出来る日を心待ちにしとくから…」と恵美里が言うと、
「弟の夢、応援してやってくれ。頼むよ」とハルの兄に頭を下げられて、恵美里は頷いた。
「これ、気持ちだけど」とおかわりのコーヒーを入れてもらった恵美里は嬉しそうに笑いながらカップに口をつけた。
ハルは照れて顔を赤くしていた。
「あ、なあ、聞いてもいいか?もうひとつ。肩骨折の理由…」とハルは話題を変えた。
恵美里はそうなった経緯を細かく話した。
「酷い!そんなの。許せない!ソイツ」とハルは怒る
「クズだな。その男、絞めてえ。なめ腐んなってんだよ!誰だと思ってんだ?性別なんか関係あるかよ!」とハルの兄までキレる。
「兄ちゃん!気持ちわかるけど、口悪い」とハルに言われて、「あ、ゴメン」とハルの兄はいう。
「本番の時、ボーカルの勝さんが話してくれることになってるの。だからこの事はノブにも誰にも言わないで。うちの学校でも知ってる人一部しかいないから」と恵美里が言うと、「うん。わかった、けど大丈夫なのか?」とハルに聞かれて、
「大丈夫だよ。練習は復帰出来るようになったばかりだけどね。私皆に愛されて守られてらから心配ない」と恵美里は言った。
「そっか。ならよかった!無理はしちゃダメだよ?何かあったらすぐに言いなよ?俺らはずっと味方なんだから!1人じゃないんだからね!」とハルに言われてお礼を言った。
「さてと、そろそろ帰ろうか?兄ちゃん随分長居してごめんね」とハルは席を立ったので、後を追うように恵美里も慌てて席を立った。
「ごちそうさまでした。スゴく居心地良くて、美味しいコーヒー飲めて、良かったです。また来ますね!私もここの常連なっちゃっうかも」と恵美里はハルの兄に挨拶し、店を後にした。
そして、恵美里はハルに家まで送ってもらった。