あの日交わした約束
「あなた、もうそれ以上言うのはやめてあげて。護さんがそういうんだから良いじゃない。恵美里だって辛いのよ?痛みやら複雑な感情抱えて苦しんでるのは恵美里自身よ?」とお母さんに言われて、お父さんは何かを言うのをやめた。
「あ、ねぇ!せっかく来たんだし夕食食べていくでしょ?」とお母さんは笑顔になる。
「あ、じゃあ、お言葉に甘えて…。いつも、いつも、すいません」と護も笑顔で返した。
「毎日、ちゃんと食事は取ってるのか?1人だからって適当に済ましてるんじゃないか?」とお父さんは言う。
「大丈夫ですよ!こう見えて俺、自炊得意なので!1人でもちゃんと食べてますよ」と護は笑う。
「独り暮らしなの?てか、なんでお父さんがその事知ってるの?」と恵美里が聞く。
「恵美里には話してなかったな。俺の両親は子育ては無事終わったからって数年前から海外移住して向こうで夫婦二人で幸せに暮らしてるんだよ。ちなみに、俺は二人姉弟で、姉ちゃんがいる。姉ちゃんは一昨年結婚した。今は二人でうちの事務所手伝ってくれてるよ」と護は言った。
「そうだったのね。なら、うちに来たら賑やかでしょう?」とお母さん、
「そうですね。だからついつい来ちゃいます」と護は言っている。
「あら、私たちは大歓迎よ?息子いないから。ホントに護さんは息子みたいで」とお母さんが言うと、
「ありがとうございます。俺も、もう1人のお母さんとお父さんだって思ってます」と笑う護。
「…ズルイ…私のお母さんとお父さんなのに…」と拗ねるように可愛いこと言う恵美里に、
「あら?良いじゃない。いつかは結婚するのよ?二人は…そしたら、護さんは息子になるんだから」とお母さんは、言う。
「こら、母さん。それは気が早いよ。二人とも今はその気がなくて、恵美里には恋人がいるんだから、そんなこと言っちゃいかん」とお父さんは言う。
「あら、そうね。でも、ホントに護さんは息子みたいで…。私も息子が欲しかったわ~」とお母さんは悪気なく言い、恵美里はまた拗ねる。
「…お母さん、嬉しい話ですけど、ダメですよ。恵美里が拗ねてます」と護は言い、
「ごめんね?恵美里…」とお母さんは笑った。
「さてと、美味しいご飯が冷めきらないうちに食べようか」とお父さんが言い、夕食が始まった。
護は色んな話をしてくれた。
それを楽しそうに聞いている恵美里たち。
周りから見ればホントに幸せそうな家族のかたちだった。
「あ、ねぇ!せっかく来たんだし夕食食べていくでしょ?」とお母さんは笑顔になる。
「あ、じゃあ、お言葉に甘えて…。いつも、いつも、すいません」と護も笑顔で返した。
「毎日、ちゃんと食事は取ってるのか?1人だからって適当に済ましてるんじゃないか?」とお父さんは言う。
「大丈夫ですよ!こう見えて俺、自炊得意なので!1人でもちゃんと食べてますよ」と護は笑う。
「独り暮らしなの?てか、なんでお父さんがその事知ってるの?」と恵美里が聞く。
「恵美里には話してなかったな。俺の両親は子育ては無事終わったからって数年前から海外移住して向こうで夫婦二人で幸せに暮らしてるんだよ。ちなみに、俺は二人姉弟で、姉ちゃんがいる。姉ちゃんは一昨年結婚した。今は二人でうちの事務所手伝ってくれてるよ」と護は言った。
「そうだったのね。なら、うちに来たら賑やかでしょう?」とお母さん、
「そうですね。だからついつい来ちゃいます」と護は言っている。
「あら、私たちは大歓迎よ?息子いないから。ホントに護さんは息子みたいで」とお母さんが言うと、
「ありがとうございます。俺も、もう1人のお母さんとお父さんだって思ってます」と笑う護。
「…ズルイ…私のお母さんとお父さんなのに…」と拗ねるように可愛いこと言う恵美里に、
「あら?良いじゃない。いつかは結婚するのよ?二人は…そしたら、護さんは息子になるんだから」とお母さんは、言う。
「こら、母さん。それは気が早いよ。二人とも今はその気がなくて、恵美里には恋人がいるんだから、そんなこと言っちゃいかん」とお父さんは言う。
「あら、そうね。でも、ホントに護さんは息子みたいで…。私も息子が欲しかったわ~」とお母さんは悪気なく言い、恵美里はまた拗ねる。
「…お母さん、嬉しい話ですけど、ダメですよ。恵美里が拗ねてます」と護は言い、
「ごめんね?恵美里…」とお母さんは笑った。
「さてと、美味しいご飯が冷めきらないうちに食べようか」とお父さんが言い、夕食が始まった。
護は色んな話をしてくれた。
それを楽しそうに聞いている恵美里たち。
周りから見ればホントに幸せそうな家族のかたちだった。