あの日交わした約束
翌日、

宥が迎えに来てくれて、二人で学校に向かう。

道中でいつものごとく、皆と合流しワイワイ騒ぎながら学校に着いた。

昨日の事もあり、沢山の人から声をかけてもらった恵美理。

恵美理はそのことが嬉しくて笑っていた。

恵美理はいじめられることも無くなり、皆に、囲まれていた。

宥たちはその様子を暖かく見守った。

「肩、大丈夫?私達にできる事あったら何でもするし声かけてね!」とクラスメイトたちに言われて、恵美理はありがとうと笑った。

放課後、恵美理は写真部の部室に向かおうと、カバンを持って教室を出た。

けど、写真部がどこなのかわからない。

困り果てて、恵美理は立ちすくんだ。

そこに現れたのは、会長で

「篠崎さん?」と声をかけてくれる。

「会長?」と恵美理が言う。

「どしたの?そんなとこ、立ち尽くして」と会長に聞かれて、

「写真部の部室に行きたいんですけど、わかんなくて」と恵美理は言う。

「あー、なるほどね。良いよ。一緒に行こう」と会長は快く、恵美理を案内してくれる。

会長と並んで歩くことにも抵抗しなくなりつつある恵美理。

「あの、会長、文化祭お疲れ様でした」と恵美理は声をかけた。

「篠崎さんもね。カッコ良かったよ」と会長に言われて、恵美理は嬉しそうに笑った。

しばらく歩いて、写真部の部室に着いた。

会長が扉を開ける。そして、恵美理は中に入った。

「すいませんー」と一声。
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