クローバー
「海斗先生の意地悪っ」
かぶった布団の中からそういうと

「咲良〜、布団で顔隠すなら俺行っちゃうぞ〜?」
と意地悪な感じに言うからとっさに目だけ出して
「だめっ」って答えた。

先生はもう一度おでこにチュッとして

「先生って呼んだお仕置き」
と言った。

「そろそろ寝ろ。手握っててやるから。」

そう言われてからしばらくして私は眠ってしまった。
< 24 / 82 >

この作品をシェア

pagetop