クローバー
俺は咲良が寝ている間、パソコンで次の学会での資料を作成した。

しばらく夢中になってやっていると時計は13時を回っていた。

「やっべ!昼飯!!」

もう1人じゃねーんだ。

コンコン。
咲良の部屋をノックしてみても返事はなし。

「入るぞ〜」
中に入ると咲良は汗だくになって眠っていた。

すぐに俺は脈を確認した。
脈はそんな乱れてもねーな。

「咲良調子どーだ?1回熱測ってみようか。」

「……ん。」
咲良は寝ぼけたまま熱を測っていた。

ピピピピッピピピピッ
「36.2°C…下がったみたいだな。」
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