クローバー
「ただいまー。」
あれ。いい香りがする。

リビングに行ってみると
「あ、海斗おかえり!」
そう笑顔で言ってくれる咲良の姿。

「海斗お昼まだだよね?冷蔵庫に入っていたの勝手に使っちゃった。」

冷蔵庫に入っていたの?
奏多がこの前持ってきてくれたやつか。

テーブルの上には
親子丼と味噌汁、サラダが並んでいた。
「咲良…料理…うまそう。」
「材料あまりなかったから簡単なものになっちゃったけど…勝手にごめんなさい。」

こんなご飯久々だ。
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