クローバー
咲良はこの前俺がプレゼントしたワンピースに着替えた。

「やば……」
思っていた以上だった。
そして顔が少し熱くなるくらい可愛かった。

「やっぱり、私には似合わないかな??」

「そんなことねーよ!行くぞ。」
むしろ似合いすぎだ。
少し赤くなった顔を隠すために俺は咲良から顔をそらしてしまった…

車に乗って奏多のカフェへ行くと奏多も少し驚いた顔をした。
そりゃ当然だけど。笑

俺はいつものコーヒー、そして咲良はサンドイッチとコンスープを食べている。

「今日近くのデパート行こうと思うんだけど、付き合ってくれねーか。」
本当は体調良さそうだから動物園連れてってやりてーけどなんかあったときのために近場で我慢……

咲良は笑顔で
「うん!」
と答えた。
< 63 / 82 >

この作品をシェア

pagetop