クローバー
「俺もたまには甘いものいいかなって思ってたし、半分こな。」

半分こ。
海斗甘いもの食べたりするんだ。
好きな人と半分こ。
そんな幸せな展開に少し顔が熱くなった。

あぁ。今日は本当に幸せ。
本当に幸せな誕生日だな。

クレープを半分に分けると少し大きい方を私にくれた。

「いただきます!……美味しい!」
すごく美味しい。
美味しいと食べてる私に対して海斗は
「クレープって結構甘いのな。でも思ったよりうまい。」
そう言って笑顔になった。

「一緒に食べると美味しいね!」
そういうと海斗は少し顔を赤くして目をそらした。
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