女嫌いのイジワル上司を攻略します!
「ま、お前がそう思ってるってことは俺の立ち振る舞い方は正解ってことだな。」
少しニタニタしながら余裕そうにそんな言葉を吐いてくる倉西さんにちょっとムカついた。
だから言い返してやった。
「私の信用を得るという意味ではすっごく不正解だと思いますけど!」
私の言葉にフッと鼻で笑って「かもな」なんて言う倉西さんはやっぱりズルいくらい余裕があって、カッコよくて、だからめちゃくちゃ悔しい。
いつか倉西さんと対等に並べるような素敵な女性になって言い負かしてやるんだから。
そんな事を考えながら、
さっきコンビニでかった大好物のシュークリームにかぶりついていたら、また倉西さんが隣で私を横目に笑っている。
目で威嚇するとさらに笑われるから、もう無視する事に決めた。