女嫌いのイジワル上司を攻略します!



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「………い!……おい!」



気がつくと身体を揺すられて、ぼやんとした景色の中、
目の前に見えたのは倉西さんでハッと気がつくともう京都駅に着く寸前。



「いつまで寝てんだ。ちっちゃい子じゃあるまいし。ほら、起きろ」



「ちっちゃい子じゃないです!
もう起きてます!!」



すっかり爆睡をかました事実が恥ずかしすぎて、いびきとか寝言とか言ってなかったよね?
なんて心では焦りながらも強気に言い返して荷物をまとめる。



少し笑い顔でこちらを見ていた倉西さんも、京都駅が見えた瞬間に、もうすっかり仕事モード。



「ホテルに一旦荷物置いて取引先の方と夕食食べるようになってるから準備するぞ」



私にそう伝えて自分もスっと荷物をまとめている。



そして、京都駅に降り立ったあともホテルまで地図を1度見ただけですんなりと私を誘導して、サッと手際よくチェックインを済ませて、各自部屋の整理をしてからフロントへ集まろうと指示をした。




さすが、仕事のデキル男は違う。

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