女嫌いのイジワル上司を攻略します!
私の希望で抹茶を食べに有名なカフェを探して、2人で歩いてきたけど…。
「1時間待ち…。」
お店の前には長蛇の列ができていた。
すごい…人気店なんだ〜。
それにしても1時間待ちって、びっくりしすぎて言葉に出てしまったじゃん。
「倉西さん、抹茶ならどこだって食べれますから!違うところにしましょ?」
「でもお前、ここのパフェが食べたいってさっき言ってたじゃん。1時間くらい俺は待てるよ」
「いやでも勿体ないですよ、せっかくの京都なのに…。」
とは言っても食べたいのは事実。
でも倉西さんにも1時間待たせてしまうのはちょっと…。
そう思っていると、倉西さんはスタスタと店の入口まで歩いていって、予約ボードに名前を書いている様だった。
「よし、待つぞ。
マコのちっちゃい頃からの話、聞かせてもらうかな。」
なんて笑って長蛇の列の1番後ろに並んでくれる倉西さん。