女嫌いのイジワル上司を攻略します!



「そうなんですか…。」



こんな事実があったなんて…。


知らなかった。し、知りたくなかった…。


これを私に話してどうするつもりなんだろう。

こんな事実を心に抱えたまま、この先ずっと潤さんの隣で何もなかったように笑っていくには、重すぎる。



「私ね、今年いっぱいでこの会社のイメージキャラ、降りることになったの。

だから、明日がこの会社に来る最後の日。

もう、潤には会えなくなっちゃうの。



だから、あなたに私たちの運命を託そうと思って。


この記事のこと、話したらきっと潤は来てくれるって信じてる。
でも、彼女がいる今、私から話すのは違うかなって思って。

もし、あなたが潤に伝えてくれるなら、伝えて欲しいの。

それから、明日の12時。
私はこの会社の第1会議室で待ってるって。」





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