女嫌いのイジワル上司を攻略します!
どうやって話をしようと悩んでいたら、
「で?
どした?今日元気ないけど。
なんかあったならすぐ言ってっていつも言ってるだろ?」
と私の顔を覗き込むように潤さんが聞いてくれた。
やっぱり彼はすごい。
なるべく態度には出さないでおこうと思ってたのに。
「あのね…。」
そして、私はあの記事を見せて、本当のことを話し始めた。
潤さんは段々真剣な表情になっていった。
「私としては、潤さんとずっと一緒に居たいけど、潤さんに少しでも気持ちが残ってるままなら、きっとそれでずっと私も悩むことになると思う。
宮田さんの想いも無視できないし…。
私は、潤さんが選ぶべきだと思ったの。
もしそれで私が選ばれなかったとしても、それはもう、女優さん相手だし、敵わなかったんだなって思えるから…。
すぐには無理かもしれないけど…」