女嫌いのイジワル上司を攻略します!



しばらく黙り込んだ潤さんはかなり悩んでる様子だった。


重い空気が流れた後に、潤さんは


「茉詩。ごめん。

ちょっとここで待ってて。」



とだけ言葉を残して、マンションから出ていった。



どんな気持ちなのか、全然読めなかったけど、行っちゃったってことは、やっぱり私は選ばれなかったってことだよね。



待っててって言われたからとりあえず待つことにするけど…。


堪えてた涙がポロポロ零れた。



キラキラのピアス。


これ付けて、今日のディナー、一緒に行きたかったな…。


持ってきた真帆からのプレゼントの新しい下着つけて、幸せな夜を過ごしたかったな。



そんなことばかり思っていると、どんどん涙が溢れてくる。



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