女嫌いのイジワル上司を攻略します!
私はただ2人の事実を伝えただけだ。
それに向き合ってちゃんと話し合ったのは潤さんと宮田さんだから、私のおかげじゃない。
「潤さん、よかった。帰ってきてくれて」
そう言ってぎゅっとさらに抱きつくと、さらに強い力で抱きしめてくれた。
「もうすぐ夕食できるから、お風呂はいって待ってて?」
うん。と頷いてお風呂場へ行くと、大きな浴槽にお湯が張ってあり、いい匂いの入浴剤が入っていた。
つくづく潤さんの優しさを感じる。
ちょっと不安になっちゃったけど、きっとそんな私の気持ちも考えてくれた結果なんだろうな。
本当にあんなに素敵な人と付き合えるなんて、幸せすぎる。
私はなんとなく、今日こそは私たちの関係も前に進める気がして、真帆からもらった下着と、自分の中では一番可愛いパジャマを用意して、お風呂へ入った。