女嫌いのイジワル上司を攻略します!
『まって!せっかく潤さんが作ってくれたご飯が冷めちゃう!』
そう私が返事をする前にもう、潤さんは後ろから身を乗り出して私に熱いキスを落とした。
そしてしばらくキスした後、潤さんは椅子を少し引いて私の背中と膝の裏を持つと、ひょっとお姫様抱っこして、寝室まで運んだ。
「茉詩…」
そう私の名前をたくさん呼んでくれる潤さんが愛おしい。
キスの途中、潤さんの顔を見ると、いつもの優しくて余裕ある潤さんとは大きく違ってて、
でもそれは全然やじゃなくて、むしろそんな彼をもっと好きになる。
もっと私に余裕をなくして、いっぱい求めて欲しい。
もっとそんな余裕ない顔で見つめて欲しい。
そう思う私はやっぱり変態かもしれない。