女嫌いのイジワル上司を攻略します!
「……待って?
私も、潤さんに触れたい」
そう言うと、潤さんの動きがピタッと止まった。
今まで思ったことなんてなかった。
自分から男性に触れたいなんて。
むしろ、触って?って言われて嫌悪感さえ抱いたくらいだったのに。
今日はもっと潤さんのこと知りたいって、潤さんにいい思いしてほしいって思ってしまう。
「いいけど…。
ほんと、前も言ったけどどこでそんな誘惑覚えてくんの?
前の彼氏にもそんなことしてたって思ったらめちゃくちゃ妬ける。」
「してないよ。
潤さんだから触れたいって思うみたい。」
そう言って、潤さんの首筋にチュッとキスを落とすと気持ちよさそうに顔を曲げるのが見えた。
もっとその顔が見たくて、私は潤さんが私にしてくれたようにたくさんキスをした。
それからは、潤さんはすっかり残っていた余裕も全てなくして、私をたくさん求めてくれた。