女嫌いのイジワル上司を攻略します！

実は彼には家庭があって、奥さんが妊娠している間に遊ぶ程度の女の子を探していた時にたまたま見つけた子。


それが真帆だった。



「ほんと、休みの日にしか会えないなんて言われた時点で疑うべきだったのにね。


夜も早く帰るし、一緒に居てもすぐに電話がかかってきてて、電話に出る時は絶対席外してた。

大事な仕事の話なんだって、いいように解釈して。ほんとバカみたいよね。」



「そんなことないよ。真帆はなにも知らなかったし。彼のことすごく想ってたもん。」




結局、彼のことが大好きな真帆は、今の今まで縁はきれず。
不倫と分かった上での都合のいい付き合いを続けている。


私もいけないことだと止めたい気持ちは山々だけど、真帆の気持ちを考えたらなかなか言えることじゃなかった。



「だからってね...。
私と重ねるのもよくないって分かってるんだけど。


どうしても、信じられなくて...。
小夏にだけはこんな思いして欲しくないから…」