女嫌いのイジワル上司を攻略します!



メイクも髪型も直せる範囲で最大に直して、潤さんの待っているリビングへ急いだ。



「毎回思うけど、めちゃくちゃ綺麗だよな。
ほんと言うと取引先のパーティ行かせたくねぇんだよな」


「そんなこと思ってるの潤さんだけだよ?
それに今日はパーティじゃなくて2人のディナーでしょ?」



「ま、そうだな」



なんて言い合いながら私は潤さんに連れられるまま歩いた。

時折高いヒールを履いている私を気にして、「足痛くない?」とか「速くない?」とか聞いてくれる潤さんに3年経った今でもキュンとしてしまう。




そうしてふたりで歩いて着いたレストランは私が行ったことのない素敵な所だった。



「わ〜!素敵…」



店内も白をベースとしたオシャレかつ上品な雰囲気で、料理のいい香りが漂っている。



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