女嫌いのイジワル上司を攻略します!
「潤さん、大好き。
本当にありがとう」
泣きながらそう言うと、潤さんは嬉しそうに微笑んだ。
「じゃあ、帰ろうか」
そう言いながらも照れている潤さんが可愛くて、帰り道はずっと潤さんの腕にぴったりとくっついていた。
「ねぇねぇ潤さん。
帰ったらいっぱいぎゅーってして、いっぱいチューしてね?」
「うん」
「あ、やっぱり家まで待てないや。
今すぐがいい♡
このホテル、寄っていこ?」
「茉詩…」
「ダメなの?」
そういった私に少し照れてる様子の潤さんはクスッと笑って
「ったく。毎回その誘惑はどこで覚えてくんだよ
茉詩にはいつもやられてばっかだな」
と私の頭をぽんぽんと撫でた。
「だって、だいすきだもん」
そんな私の言葉にもまた照れる潤さん。
「そんなに俺の事ばっか照れさせて、覚えとけよ
今日は寝させないくらいめちゃくちゃ愛してやる」
そんな潤さんの言葉に望むところだって思っちゃった私は、きっとお酒にも潤さんにも酔ってるんだろう。
私たちは微笑みあって、結局ホテルまでも待てずに木の影に隠れてキスをした。