女嫌いのイジワル上司を攻略します!



そんなことは初めて言われた私は返す言葉にかなり迷った。
漢字が可愛らしくてイメージ通りって...。


それは間接的に私のことが可愛いって言ってるも同然だ。
もちろん、これまでの人と同じで小さいものを愛でてる感覚と一緒だって頭では分かってるんだけど、イケメンに言われるとやっぱり嬉しい。



やっぱりイケメンって素敵...////



「あの。じゃ、そろそろ説明始めるけど。」



私がぼんやりと倉西さんに見とれていたら冷静にそう言われた。


「あ、はい。すみません!」


「営業部はこのフロアにあって営業一課は主に家具、営業二課は照明、営業三課は食器や置物なんかの小物の家具を扱ってる。君は営業一課でしばらくは営業アシスタントをしてもらう。デスクは.....」


脚が長い彼のペースについていくのは結構大変で、私はちょこちょこと小走り気味に進んだ。そんな私に気がついたのか、「あ、ごめん。速い?」と振り返った倉西さんに見とれてしまったのは言うまでもない。



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