女嫌いのイジワル上司を攻略します!



「ひ、火つけたって!!!
そんなこと、簡単に言わないでください!
こ、こっちはドキドキ堪えるの必死なんです!


それに...帰り際に言われた言葉の意味もイマイチ分かんないし。」




『大事だと思ってる』



とか言われたら、もしかしてふたりきりの時は甘かったりするのかな?とか

バカみたいに考えちゃったじゃないですか。


京都の出張だって、ふたりで行くし。
もしかしたら、その夜...



とか。勝手に変な妄想膨らまして、勝手にドキドキしてたじゃないですか。



「言葉の意味はまだ知らなくていい。

分かんないなら分かんないままずっとモヤモヤしとけ」



「そ、そんな事言われても...。

そんなのズルいです!!
倉西さんは意地悪ばっかり言って、私の事ジェットコースターに乗せたみたいにグルグルさせてるだけじゃないですか!」




なんて、私がムキになるのもおかしな話なんだけど...。


だいたい、私が忘れさせてあげるって言っただけなのになんで、好きな事までバレてるの?



まぁ、あの発言したらそういうことなのかもしれないけど、倉西さんの発言の感じだと、ずっと前から私の気持ちは知ってて、最近、考え直し始めた。みたいに聞こえた。




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