女嫌いのイジワル上司を攻略します!
とりあえず2人には謝って玄関で数分待ってもらうことにした。
一応、佐久間さん男性だし?
干してある下着とか、少し気になるものを端によけないと、ね。
ある程度片付いてから2人をリビングに上げると、
「えぇ〜♡すっごいいい感じ〜
やっぱり女の子の二人暮らしって綺麗にしてるのね〜!
いいお部屋♡」
と菊名さんは大喜びで部屋を褒めてくれた。
とりあえず、真帆にも会社の人来てるよって連絡を入れて、3人分のグラスを出した。
スーパーの袋の中にはどっさりと缶ビールや缶チューハイ。
梅酒や焼酎、ワインが入っていて、おつまみもしっかり揃っている。
これは重いわ。
だってこんなに液体入ってるもん。
さすが、お酒強い人たちは飲む量も違うのか。
なんて思いながら冷蔵庫にお酒を詰めると、「お邪魔しちゃってごめんね〜」と菊名さんが少し悪そうに言った。
「いやいやいや!全然良いですよ!
逆にこんなに沢山買ってきてもらっちゃってすみません」
「いーよいーよ!今日は倉西の愚痴大会だからさ〜」
そんなことを言いながら佐久間さんはさっそくグラスにビールを注ぐ。