女嫌いのイジワル上司を攻略します!



あの...。先輩たちは明日普通に朝から仕事ですよね?


と聞きたくなるほど飲む気満々のふたりにやっぱり営業一課はただ者じゃない人たちばっかだと1人で納得してしまう。



とりあえず乾杯を済ませると、佐久間さんは軽い感じで話を始めた。



「いや〜。マジでビビったって。
あの宮田小夏と倉西が知り合いだったとはな〜」


「ほんとほんと。
宮田小夏が営業部に入ってきた時、何事かと思っちゃったわよ」



ふたりでケラケラと笑ってくれるのはきっと、私の暗い気持ちを払拭するためだろう。



本当に、なんでこんなにいい先輩ばっかりなんだろう


そう思うだけでもう、涙が出てきちゃいそうた。



「ありがとうございます。本当に。
私、実はちょっと期待してたんです。倉西さんとのこと。」



話し始めた私にふたりはきちんとスイッチを入れ替えて、うんうんと前のめりで聞いてくれる。



あまりにも2人の受け入れ体制が抜群すぎて、私は今まであったことを全部話す事にした。




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