あの子のヒミツ

「ほら柚月!起きなさーい!朝よー。」

「うぅぅぅ・・・・・・。眠い。」

お母さんの声で目覚めた私は、急いで準備をして階段を駆け下りた。

「おはよ!お母さん!」

「おはよう!早く食べないと遅刻するよ!」

「はーい!」

トーストとスープを急いで食べると、ダッシュで学校へと向かった。



「お、おはよー!」

佳奈「おはよ。柚月!」

瞳「おはよ。柚ちゃん!」

佳奈「ギリギリだったねー」

「うん・・・・・・。昨日漫画読んでたらそのまま寝落ちしちゃって・・・・寝坊した。」

瞳「アハハハ!あるよねー。」





「おはよう。」

その時、教室のドアがガラリッと開いて芽亜里ちゃんが入ってきた。

私達以外の女子は、芽亜里ちゃんを見つけるとすぐさま取り囲んだ。

「おはよう芽亜里ちゃん!」

「荷物持つよ!」

「ていうか、その服めっちゃ可愛いね!」

あっという間にクラスの中心になる芽亜里ちゃん。

佳奈「そういえば昨日、芽亜里ちゃんと帰ったんでしょ?どうだった?」

「そう!それがね、芽亜里ちゃんのお家凄いんだよ!家は、大きくてお金持ちだし、美味しいケーキご馳走になったの!美味しかったな~。」

瞳「良いな~!柚ちゃん!私も行きたいなー。」

「じゃあ、芽亜里ちゃんに聞いといてあげるよ!」

瞳「うわぁ~♡ありがと!柚ちゃん!」
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