スパークリング・ハニー
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「光莉! お待たせ〜!」
「こもりん! おつかれさま〜!」
ぱちん。
ハイタッチ、今日はばっちり決まった。
こもりんはハイタッチするとき3回に1回フェイントをかけてくるから要注意なの。
「いつも待っててもらってごめんね」
「ううん。放課後の教室、楽しいよ!」
「そう?」
ほんとうだよ。
教室を広々とひとりじめできるし、それよりなにより、部活での篠宮くんの姿を見ていられるんだもん。
へらりと笑ってみせる私に不思議そうにしたあと、こもりんは水筒のお茶をぐびぐびと勢いよく喉に流しこんでいく。
その様子に、もう一度心の中でおつかれさま、とねぎらった。
ニックネームをこもりん、本名を小森 凜乃ちゃん。
去年────1年生のときにクラスが同じだったことをきっかけに話すようになった、私の一番仲良しの女の子。
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「光莉! お待たせ〜!」
「こもりん! おつかれさま〜!」
ぱちん。
ハイタッチ、今日はばっちり決まった。
こもりんはハイタッチするとき3回に1回フェイントをかけてくるから要注意なの。
「いつも待っててもらってごめんね」
「ううん。放課後の教室、楽しいよ!」
「そう?」
ほんとうだよ。
教室を広々とひとりじめできるし、それよりなにより、部活での篠宮くんの姿を見ていられるんだもん。
へらりと笑ってみせる私に不思議そうにしたあと、こもりんは水筒のお茶をぐびぐびと勢いよく喉に流しこんでいく。
その様子に、もう一度心の中でおつかれさま、とねぎらった。
ニックネームをこもりん、本名を小森 凜乃ちゃん。
去年────1年生のときにクラスが同じだったことをきっかけに話すようになった、私の一番仲良しの女の子。