守護霊


僕とヒトミの会話が続いている。

それを反町君達が呆気にとられた顔で見ている。


急に男口調になったヒトミにも・・霊が憑いてたってこと・・?


その人が・・僕を助けてくれるの・・?



[・・フ・・フハハハ・・。

玉山一島・・その名は越後まで轟いておったぞ。

まさかこんな形で相対するとは・・・。]


『もう俺達の時代はとっくに終わった。

いつまでも“生”にしがみつくな。
その少年の体からさっさと出ろ。』


[嫌だと言ったら?]


『・・・・・言ってみろよ?』



ヒトミがその肩に掛けていた鞄から・・棒を取りだした。


ネットで見かけたことがある・・・。

あれは護身用の三段棒・・?

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