守護霊
“ピシャ!!”
「お侍様!!!」
勢いよく襖が開けられ声が上がる。
「村長さん。どうしたそんなに慌てて。」
「大変でございます・・・・。
今しがた、都からの飛脚がこの村に寄ったのですが・・・・。」
部屋に入ってきた村長さんはおびただしいほど汗をかいていた。
ここまで全力で走ってきたことが垣間見える。
「京 本能寺で・・
明智光秀殿 ご謀反!!!」
「「!?」」
・・は!?!?
村長さんの口からとんでもない言葉が飛び出した。
「お館様と・・信忠様が・・・・。」
「信長はどうした!?」
「信忠の坊ちゃんは!?」
「・・・・死体はまだ見つかっていないそうですが・・恐らく・・・。」