守護霊


“ピシャ!!”

「お侍様!!!」


勢いよく襖が開けられ声が上がる。


「村長さん。どうしたそんなに慌てて。」


「大変でございます・・・・。

今しがた、都からの飛脚がこの村に寄ったのですが・・・・。」



部屋に入ってきた村長さんはおびただしいほど汗をかいていた。


ここまで全力で走ってきたことが垣間見える。




「京 本能寺で・・
明智光秀殿 ご謀反!!!」


「「!?」」


・・は!?!?

村長さんの口からとんでもない言葉が飛び出した。




「お館様と・・信忠様が・・・・。」


「信長はどうした!?」
「信忠の坊ちゃんは!?」



「・・・・死体はまだ見つかっていないそうですが・・恐らく・・・。」


< 6 / 139 >

この作品をシェア

pagetop