守護霊


「こういう時こそ僕らの出番かもしれないね。

例えば次のライブではみんなでアズミを中心に応援するとか。」


「そのほうがいいかもしれない。

このままだと本格的にグループ内格差、
不協和音が生まれかねないよ。

せっかくMステ出て、
これからって時なのに。」


「分かった。次回の集会でみんなに僕から提案してみる。」


「フトシ君ならきっとそう言ってくれると思ってたでござるよ。」



すっかり話し込んでしまったのでうどんが冷めてしまった。

ひとまず小休止してお互い箸を動かす。















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