守護霊
第10話 貞子 前編
第10話 貞子 前編
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お昼休みが終わり、仕事を再開しようとパソコンのスイッチを入れると、
午前中外回りに行っていた大西先輩がいやらしい笑顔を浮かべながら戻ってきた。
「鬼束~。仕事なんてどうでも良いからちょっと聞いてくれよ。」
「どうしました?」
「まぁ落ち着け。
順を追って説明しよう。」
別に1㎜も慌てたつもりはないけど、
大西先輩は僕の隣のイスに腰掛けた。