守護霊


“見終わったらお前にも貸してやるよ”



・・・・シャワーを止め、
風呂場から出ると、

バスタオルで髪の毛を拭きながらポンと置いたままのそれを見る。



この瞬間を漫画にするならば・・今まさに、僕の頭上で天使と悪魔が戦っている。



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・・・うん、これは社会科見学だ。


部屋着に着替え終わると、テレビを点けてDVDレコーダーを起動させる。



うんそうだ。これは別に浮気には入らない。


“開”ボタンを押して、ケースからディスクを出してレコーダーにセットする。




うん、ただ僕は長澤まさみという1人の女優の▲⊿▽※。


もはや心に言い聞かせる言葉さえも噛み倒して、本能に従い再生ボタンを押した。


今、自分の顔を鏡で見たら・・・きっと鼻の下が伸びているに違いない。



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