無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。
甘い熱
部屋の中の蒸し暑さと、外からうるさいくらいに聞こえてくるセミの声で目が覚めた朝。
「ん……、あつ……」
朝方だっていうのに、暑い。
半袖半ズボンで薄い布団1枚で寝ているのに、身体中汗をかいている。
ようやく夏休みに入り、
1週間くらいが過ぎた。
ここ数日、夏休みという自由な時間を過ごせるおかげで夜は遅くまでゲームをしたり、漫画を読んだりして。
起きるのはいつもお昼過ぎ。
今はたまたま部屋が暑かったせいで目が覚めたけれど、二度寝するつもり。
毎日冷房がよくきいている部屋でダラダラして、おまけにずっとベッドの上から動かずに過ごしているせいで、最近まともに食事を3食摂らないようになってしまった。
動かないと体力を使わないので、お腹が空かない。朝と昼は食べないか、食べたとしてもアイスやスナック菓子。
夜は冷凍食品で簡単に済ませている。