無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。
彼女
文化祭が終わって、土日の休みを挟んだ
週明けの学校の日。
いつもより早い時間に起きて支度を済ませ、
学校に行く前にある場所へと向かう。
ある場所というのは夏向の家のこと。
文化祭のあった金曜日に、週明け学校に行くから起こしにきてと頼まれて家の鍵を預かった。
こんな簡単に他人に家の鍵を預けて大丈夫なの?と思いつつ受け取った鍵を使って中へと入る。
夏向の両親は相変わらず家に姿を見せない。
ほぼ1人暮らしみたいなこと前に言ってたしなぁ…。
階段を上がって、夏向がいるであろう部屋へと向かい、扉をそっと開けた。
もう起きているかと思いきや、中を覗いてみれば、まだベッドで眠っている夏向を発見。
わたしが少し早めに来たからいいものの、
そろそろ起きないと遅刻しちゃうのに、呑気に寝てるのが夏向らしいというか…。