無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。
「へー、これ作りたい」
「え、作るってケーキを?」
「うん。ってか冬花クリスマス予定ある?」
「な、何もないよ」
「じゃあその日は俺と会ってよ」
「そのつもりだよ」
まさかとは思うけど夏向自分の誕生日忘れてないよね?クリスマスってイベントだけ覚えてるってことないよね?
「あんま甘いの好きじゃないから甘くないケーキ作りたい」
「甘いから美味しいのに」
けど、夏向の口からまさかケーキが作りたいって言うとは思っていなかったからクリスマス当日は2人でケーキを作ることに決めた。
そして、プレゼントは結局悩みに悩んで、無難に白のマフラーを買った。