無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。
「女って怖い生き物だね」
「わかってるなら、もうこれ以上わたしに被害こないようにしてくださいよ……」
もう巻き込まれるのはごめんだし。
「うん、それは大丈夫。俺からアイツらにはきつく言っとくから。ほかのバカな女たちも含めてね」
バカな女って……。
「何かあったらすぐ俺に言わなきゃダメだよー?言ってくれたら、そいつら全員女だろうと容赦しないから」
「笑顔で怖いこと言うのやめてくださいよ…」
ニコニコしながら、怖いワードを並べないでほしい。
すると、佑都先輩がいきなりイスから立ち上がり、わたしが座るベッドの隣に座った。
先輩が座ったから、ベッドがギシッときしむ。
そして腕を伸ばし、
わたしの頬にそっと優しく触れた。
「俺が来なかったら傷つけられてたね」
そのまま身体ごと佑都先輩のほうに向かされた。