月の見える丘で君と何を話そうか
優斗が運ばれてから2日後の早朝
この日は楓花が7ヶ月になる日
私の携帯が鳴り響く
「優斗さんが·····」
慌てて病院に向かうと
病室の奥の方で音がする
優斗の胸に優しく手を当て心臓マッサージをする先生
優斗の体を傷つけないように優しく軽く·····
先生がマッサージを辞めると
ピーっと言う音が鳴り響いた
「午前5時·····」
優斗が旅立つことを知らせる言葉が発される
早すぎる死だった