月の見える丘で君と何を話そうか
それからというもの
優斗は仕事に励んでくれる
『高校中退の俺にはこれくらいしか出来ないから』
そう言って始めた瓦屋の仕事はもう6年目になる
彼は夏も冬も日焼けしてて真っ黒だった
「あんまり無理しないでね」
「チビの為にも俺が頑張らないとな!」
どんどん大きくなるお腹を愛おしそうに撫でる優斗
「女の子がいいなぁ…」
「え?私男の子がいい」
「いや、絶対女の子!」
元気な子供だったらどっちでもいいねって2人で笑いあった