小さな恋の夢

「お待たせ!」

そう声をかけて振り返った夢にまで出てきた深谷は昔と変わらず
もはや身長が伸びただけの昔のままだった。


「おー、久しぶり!」

緊張しながら上着の脱ぎ方変じゃないかな?とかどうでもいい事を考えながら席に着いた。

「ん?何かやってたの?」

「俺今薬学部行ってて時間あったから先に来てレポート書いてたんだ」

(そうなんだ、深谷薬学部なんだ…めっちゃ頭いいじゃん!!)
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