転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ
セスは、父親のリンデルトがトロネディア王国の出身、母がオストヴァルト帝国の出身ということもあり、いろいろなところに顔が聞くらしい。
様々な国から集まった人間が、同じ皇宮で暮らしているという珍しい形態であるがゆえに、セスの顔の広さは、聞き込みをするうえでいろいろと役に立つのだとか。
そんな風に説明してくれたリヒャルトは話題を変えた。
「それで、当日はなにを作るつもりなんだ? 母上がとても楽しみにしていたぞ」
「そうですね、この国ではお祝い事に豚の丸焼きは欠かせませんよね。使用人達にも振る舞えるように、丸焼きは厨房の方にお願いしようと思います」
それから季節の野菜を使った蒸し料理、豆の煮物。キノコのポタージュは、今回はやめておいた方がよさそうだから、芋と栗のポタージュにしようと思う。
「ヴィオラが作ってくれた味噌のスープはどうだ?」
「味噌のスープ、問題ありませんか? もう少し、こちらの人の食生活に馴染んだものの方が」
「母上が喜ぶ。あれからイナホ国の子供の話を聞いたんだが、母上にとっては子供の頃の一番の思い出だったようだ。だから、ヴィオラに頼むんだ」
「喜んでくれるのなら、そうします。スープは二種類用意しましょう」
咲綾の両親は、祝い事があれば、尾頭つきの鯛を用意することが多かった。
様々な国から集まった人間が、同じ皇宮で暮らしているという珍しい形態であるがゆえに、セスの顔の広さは、聞き込みをするうえでいろいろと役に立つのだとか。
そんな風に説明してくれたリヒャルトは話題を変えた。
「それで、当日はなにを作るつもりなんだ? 母上がとても楽しみにしていたぞ」
「そうですね、この国ではお祝い事に豚の丸焼きは欠かせませんよね。使用人達にも振る舞えるように、丸焼きは厨房の方にお願いしようと思います」
それから季節の野菜を使った蒸し料理、豆の煮物。キノコのポタージュは、今回はやめておいた方がよさそうだから、芋と栗のポタージュにしようと思う。
「ヴィオラが作ってくれた味噌のスープはどうだ?」
「味噌のスープ、問題ありませんか? もう少し、こちらの人の食生活に馴染んだものの方が」
「母上が喜ぶ。あれからイナホ国の子供の話を聞いたんだが、母上にとっては子供の頃の一番の思い出だったようだ。だから、ヴィオラに頼むんだ」
「喜んでくれるのなら、そうします。スープは二種類用意しましょう」
咲綾の両親は、祝い事があれば、尾頭つきの鯛を用意することが多かった。