転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ
皇妃がミナホ国の料理を好むということが知られてから、ミナホ国に関する情報がずいぶんたくさん入ってくるようになった。
竹串も入手することができたので、今日の団子は串団子にしてある。以前の団子はお皿に山盛りにしただけだったので、こうやって、串にさして食べることができるのも楽しい。
口に入れるととろりとした甘じょっぱいタレの味、それからちょっとだけ焦がした香ばしさが口内に広がり、噛むともちっとした団子の食感が楽しい。ティーカップに注がれているのは、ミナホ国の商人から献上された緑茶だ。
緑茶とみたらし団子の相性はよく、二本、三本と手が伸びる。
「ミナホの国ではこうやっていただくのね……一度、行ってみたいわ。あの子、元気かしら……名前も覚えていないくらいだけど」
皇妃にとって、幼い頃の友情は、今でも大切な思い出のようだ。
(和菓子の作り方は、あまり詳しくないんだけど……皇妃様が喜んでくれるならよかった)
春と秋にはおはぎを作っていたので、もち米と小豆さえ手に入れば、あんこのおはぎは作ることができた。
団子は、粉の配合が大変だった。すぐに硬くなってしまうので、時間をおいても固くならない配合を見つけ出すのに時間がかかってしまった。
でも、そうやって一つひとつ実験を繰り返し、答えを見つけ出していくのも楽しい。
ヴィオラの知っている『日本』とは全然違うのだろうけれど、いつか、ミナホ国を訪れることができたら幸せかもしれない。
竹串も入手することができたので、今日の団子は串団子にしてある。以前の団子はお皿に山盛りにしただけだったので、こうやって、串にさして食べることができるのも楽しい。
口に入れるととろりとした甘じょっぱいタレの味、それからちょっとだけ焦がした香ばしさが口内に広がり、噛むともちっとした団子の食感が楽しい。ティーカップに注がれているのは、ミナホ国の商人から献上された緑茶だ。
緑茶とみたらし団子の相性はよく、二本、三本と手が伸びる。
「ミナホの国ではこうやっていただくのね……一度、行ってみたいわ。あの子、元気かしら……名前も覚えていないくらいだけど」
皇妃にとって、幼い頃の友情は、今でも大切な思い出のようだ。
(和菓子の作り方は、あまり詳しくないんだけど……皇妃様が喜んでくれるならよかった)
春と秋にはおはぎを作っていたので、もち米と小豆さえ手に入れば、あんこのおはぎは作ることができた。
団子は、粉の配合が大変だった。すぐに硬くなってしまうので、時間をおいても固くならない配合を見つけ出すのに時間がかかってしまった。
でも、そうやって一つひとつ実験を繰り返し、答えを見つけ出していくのも楽しい。
ヴィオラの知っている『日本』とは全然違うのだろうけれど、いつか、ミナホ国を訪れることができたら幸せかもしれない。