欲望の館~ウザい奴らは消えてゆく~
「え……」

剣のどんでん返しな一言に、雁翔は混乱する。

「だって、よく考えたら音緒が正しいよ。いじめっ子や犯罪者やクレーマーはいなくなった方が世のためになる。しかも、殺人は犯罪でも呪いは法律で禁止されてないじゃないか!」

さっきまでと全く違う事を言う剣に驚きを隠せない雁翔。
雁翔は暫く黙り込んで考えた末、

「ああ…確かに……そうだな…」

と、納得した。

その後、2人は音緒に、

「俺たちが変だった!ごめんな!」

と謝り、今日の夜は音緒の家でオールで遊ぼうという話に切り替わった。
< 32 / 40 >

この作品をシェア

pagetop