欲望の館~ウザい奴らは消えてゆく~
「世界の平和のためにも…お前には死んでもらう!…たとえ自らが殺人犯になろうとも…!」

雁翔は、音緒の瞳を真っ直ぐに見つめ、言い放った。

「やれ!雁翔!」

剣の合図で、雁翔は音緒めがけて包丁を振り上げた。




ごめん…ごめん音緒…!!






「ゔっ…ぁあ………」



うめき声をあげて、少年はその場に倒れこんだ。






しかし、その少年は十六夜 音緒ではなく、騎士名 剣だった。
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