闇の外側
_______守られる資格もない_________

美優の言った言葉と表情が5人の頭から離れない。

そして、隼人が
「もう決まったことだ。お前に拒否権はねぇ」
と美優の目を見て言った。
美優は、
「何勝手なこと言ってんのよ。拒否権がない?ふざけないで。」
と言った後に、
「隼人以外の4人も何か言ったら?
一颯と遥輝だってヘラヘラしてるけど実際は私の事 認めてないでしょ。何でそんな態度とるのかは知らないけど、そんな上辺だけの関係疲れるだけよ。
自分の気持ちに素直に従ったら?姫なんて必要ないって思ってるくせに。
玲於だって納得してる顔じゃない。
得体の知れない女を姫に置くなんて、ありえないって思ってるでしょ。それが正解だよ。
最後に斗真。女嫌いなんでしょ。言いたい事あるなら言いなよ。女なんて守る気ないってさ。
その通りだよ。私なんて守る価値ないよ?笑
でもね、女が皆あなたの嫌ってるような人だと思わない方がいいよ。まぁ、私を嫌うのは正解だけど。」

と、少し自嘲したように続けた。
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