隠れ蓑〜Another story〜
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あれから随分と月日が経った。
圭が変わったように、、私も変わった。
変わって気づいたことは、あの頃の私はずっと闇の中にいたんだってこと。
闇から出た私を待っていたのは、最愛の人。
そして腕の中で眠るこの世で1番愛しい存在。
強く抱きしめれば、目を開け微笑んでくる私の可愛い天使。
「芹香、またやってるの。やっと眠ったのにすぐに起こすんだから。」
そして困ったように笑いながら近づいてくる愛しい最愛の人。
この世で1番好きな人。
「、、だって可愛いんだもん。それにそろそろお客様がくるんだから、起こしておいた方がいいでしょ?」
そう声を掛けるとチャイムが鳴った。
「ほらっ、、ね!来た〜!!!前話してた受付の後輩の西村ちゃんとその恋人が来たよ。凄いお似合いのカップルだからビックリしないでよ?」
彼の手を取って玄関へ向かう。