恋愛初心者です、お手柔らかに?
〜2年前〜
茉耶さんが、投入した爆弾発言に私は動揺が激しくなっていた。
白石さんが戻ってくる?
私が独りかってきいてた?なんで?
「とりあえず、私は会社辞めたから知らないって言っておいたわ。辞める前は独りだったけど、今は知らないわよ、ってね」
茉耶さんに詰め寄るように近付いていた私は、胸を撫で下ろした。
茉耶さんが、会社を辞めたのは2年前。
そう、白石さんが転勤したすぐ後の事。
よかった…
「でもね、営業部の菅原もいてね。今もいないはず、ってあいつ言ったのよ」
「えっ!な、なんで菅原さんが?」
「私も止めようとしたんだけど、菅原が、いつもデートなんてする相手なんていないですよ、って絢も話してるんでしょ?そのまんま話しちゃってたわよ。私は聞かれても会社辞めたから知らない、って言った手前、否定出来ないじゃない?って、どうしたの?絢?」
「ダメだよ、茉耶。もう耳に入ってないよ」
ダメだ。
帰ってきたら、白石さんが帰ってきたら…
どうしよう。
そこから茉耶さんや和己さんが、話しかけてきても私の耳には何も入ってこなかった。
白石さんが戻ってくる?
私が独りかってきいてた?なんで?
「とりあえず、私は会社辞めたから知らないって言っておいたわ。辞める前は独りだったけど、今は知らないわよ、ってね」
茉耶さんに詰め寄るように近付いていた私は、胸を撫で下ろした。
茉耶さんが、会社を辞めたのは2年前。
そう、白石さんが転勤したすぐ後の事。
よかった…
「でもね、営業部の菅原もいてね。今もいないはず、ってあいつ言ったのよ」
「えっ!な、なんで菅原さんが?」
「私も止めようとしたんだけど、菅原が、いつもデートなんてする相手なんていないですよ、って絢も話してるんでしょ?そのまんま話しちゃってたわよ。私は聞かれても会社辞めたから知らない、って言った手前、否定出来ないじゃない?って、どうしたの?絢?」
「ダメだよ、茉耶。もう耳に入ってないよ」
ダメだ。
帰ってきたら、白石さんが帰ってきたら…
どうしよう。
そこから茉耶さんや和己さんが、話しかけてきても私の耳には何も入ってこなかった。