恋愛初心者です、お手柔らかに?
「齋藤、取ってきたのか?さすがだな」
「齋藤さん、凄いです。おめでとうございます」
営業部のエースである齋藤君は、仕事が出来る男で、顔もイケメンでモテ男。
周りの女子社員からも人気があり、狙っている人ももちろんたくさんいた。
そんな中で年上のしかも、彼氏いない歴=年齢の私が、齋藤君を好きだなんて事言える訳もなく、思っているだけで私は満足していた。
よくよく考えれば、ただのイタイ女だけど。
周りからチヤホヤされている齋藤君を見て、ほっこりしていると、これ見よがしに女子社員の囁きが聞こえてきた。
「見て、永山さん…齋藤さん見てるよ…何、高望みしてるんだろうね。30過ぎてるのに」
「ほんと、アラサーなんかに興味ないよね、齋藤さんは」
「あ、私、前にめっちゃ可愛い子連れて歩いてるの見た事あるよ。あれって彼女なのかな…」
聞こえてますけど?
それに…めっちゃ可愛い子…
そっか…彼女いるんだ。そうだよね…って、何落ち込んでるのよ、私。
ブンブンと頭を振り、自分に言い聞かせた私は、仕事に戻った。
私は私。
仕事に生きよう。
これが私なんだから。
「齋藤さん、凄いです。おめでとうございます」
営業部のエースである齋藤君は、仕事が出来る男で、顔もイケメンでモテ男。
周りの女子社員からも人気があり、狙っている人ももちろんたくさんいた。
そんな中で年上のしかも、彼氏いない歴=年齢の私が、齋藤君を好きだなんて事言える訳もなく、思っているだけで私は満足していた。
よくよく考えれば、ただのイタイ女だけど。
周りからチヤホヤされている齋藤君を見て、ほっこりしていると、これ見よがしに女子社員の囁きが聞こえてきた。
「見て、永山さん…齋藤さん見てるよ…何、高望みしてるんだろうね。30過ぎてるのに」
「ほんと、アラサーなんかに興味ないよね、齋藤さんは」
「あ、私、前にめっちゃ可愛い子連れて歩いてるの見た事あるよ。あれって彼女なのかな…」
聞こえてますけど?
それに…めっちゃ可愛い子…
そっか…彼女いるんだ。そうだよね…って、何落ち込んでるのよ、私。
ブンブンと頭を振り、自分に言い聞かせた私は、仕事に戻った。
私は私。
仕事に生きよう。
これが私なんだから。