恋愛初心者です、お手柔らかに?
初心者です!
時間が止まったように感じられた。
どれくらいの時間が経ったんだろう、私の告白に、最初は驚いて声が出なかった齋藤君も、次第に声が出るようになったのか、嘘だろ、って何回も言っていた。
そりゃ、戸惑うよね。
うん、まさか…なんてね。
「長かった…私の片思いだって、ずっと思ってたから」
頬に添えた手を離そうと、私はその場から離れようとした。
手を下ろそうとした、その時
「嘘じゃないんですね。本気にしてもいいんですよね」
下ろそうとした手を握り、再び抱きしめられていた。
「あ、あの齋藤君?」
「嘘じゃないんだったら、夢でもないですよね。俺も好きでした、付き合って下さい」
「…っ、いいの?私なんかで…」
「言いましたよね?俺」
下を向く私の顎に手をやると、上を向かせた齋藤君は言った。
「言いましたよね?私なんかって言わないで、って。次言ったらお仕置きですよ?」
お仕置きと聞いて、急に恥ずかしくなった私の顔が赤くなるのが自分でも分かった。
「あ、あの…信じられないって言うか…」
「やっと、片思いが終わったんです。絢って呼んでもいいですか?」
あまりの恥ずかしさに、無言で頷くと、齋藤君は顎に置いた手を頭の後ろにやった。そしてそのまま唇を重ねた。
どれくらいの時間が経ったんだろう、私の告白に、最初は驚いて声が出なかった齋藤君も、次第に声が出るようになったのか、嘘だろ、って何回も言っていた。
そりゃ、戸惑うよね。
うん、まさか…なんてね。
「長かった…私の片思いだって、ずっと思ってたから」
頬に添えた手を離そうと、私はその場から離れようとした。
手を下ろそうとした、その時
「嘘じゃないんですね。本気にしてもいいんですよね」
下ろそうとした手を握り、再び抱きしめられていた。
「あ、あの齋藤君?」
「嘘じゃないんだったら、夢でもないですよね。俺も好きでした、付き合って下さい」
「…っ、いいの?私なんかで…」
「言いましたよね?俺」
下を向く私の顎に手をやると、上を向かせた齋藤君は言った。
「言いましたよね?私なんかって言わないで、って。次言ったらお仕置きですよ?」
お仕置きと聞いて、急に恥ずかしくなった私の顔が赤くなるのが自分でも分かった。
「あ、あの…信じられないって言うか…」
「やっと、片思いが終わったんです。絢って呼んでもいいですか?」
あまりの恥ずかしさに、無言で頷くと、齋藤君は顎に置いた手を頭の後ろにやった。そしてそのまま唇を重ねた。