恋愛初心者です、お手柔らかに?
ヤキモチ?

何に対してのヤキモチなのか、私は着替えが終わると、倉橋さんを捕まえた。

「何にって、永山さん、この間齋藤君と一緒に買い物されてたんですよね?あれ浜田さんが見たんですって。仲良さそうにしてた、って大騒ぎでしたよ」

買い物…と言われて、いつの話をしてるんだろうか?まさか、一昨日?いや、さすがにそれは違うか…と考えていると、後ろから声をかけられた。

「おはようございます。永山さん」

「え?あ、おはようございます」

挨拶しながら振り向くと、そこには満面の笑みの齋藤君が立っていた。
齋藤君は、私の顔を見るとすぐに顔つきが険しくなって、小声で声をかけてきた。

「なんかあった?顔色が…」

「ううん…夜ビデオ見てたら寝れなくなっちゃって…」

笑ってごまかすと、私はその場を離れた。


「永山さん、これお願いしていいかな?」

「あ、はい」


午前中は、さすが週明けと言う事もあり、忙しく時間が過ぎていった。


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