恋愛初心者です、お手柔らかに?
「俺も天野が大阪に行ってからは、そんなに連絡してなかったんですけど、この間、天野から子供が産まれたって連絡来たんっすよ。先月から東京に戻ってきた、って。永山さんの事も心配してましたよ。あれから連絡してない、って」
「そ、そっか。東京戻ってきたんだ…」
涼子とは、私の後輩で齋藤君の同期。
指導員をしていたせいか、会社にいる時は、よく私に懐いてくれていた。
結婚してからは、連絡なんてとる事もなくなっていたけれど。
「そういえば、結婚式が最後なのかな…会ったのって」
「連絡先聞いとけばよかった、って言ってたなぁ。俺に聞けって言うけど、なかなか聞けないじゃないですか」
「そ、そうよね。会社で誰が見てるか分からないもんね」
「いや、そうじゃなくて…、俺も知りたいのに…」
「ん?あ!じゃ、私の連絡先涼子ちゃんに教えてもらってもいい?これ」
私は、カバンから手帳を取り出し、そこに自分の携帯の番号を書いた。
「これ、今度でいいから、涼子ちゃんに伝えてもらってもいい?」
電話番号を書いた紙を手渡すと、それを握ったまま齋藤君は、何かをつぶやいた。
「…ですか?」
「ん?なに?」
「そ、そっか。東京戻ってきたんだ…」
涼子とは、私の後輩で齋藤君の同期。
指導員をしていたせいか、会社にいる時は、よく私に懐いてくれていた。
結婚してからは、連絡なんてとる事もなくなっていたけれど。
「そういえば、結婚式が最後なのかな…会ったのって」
「連絡先聞いとけばよかった、って言ってたなぁ。俺に聞けって言うけど、なかなか聞けないじゃないですか」
「そ、そうよね。会社で誰が見てるか分からないもんね」
「いや、そうじゃなくて…、俺も知りたいのに…」
「ん?あ!じゃ、私の連絡先涼子ちゃんに教えてもらってもいい?これ」
私は、カバンから手帳を取り出し、そこに自分の携帯の番号を書いた。
「これ、今度でいいから、涼子ちゃんに伝えてもらってもいい?」
電話番号を書いた紙を手渡すと、それを握ったまま齋藤君は、何かをつぶやいた。
「…ですか?」
「ん?なに?」